約 1,765,765 件
https://w.atwiki.jp/irosuma_doujinshi/pages/506.html
作者 I m人です ※このページは自演です(一部他ユーザーも編集) スマホアプリiMovieで製作されたイロスマ同人誌 初めから打ち切るつもりであったが一応最終回まで動画は作られた 細かい設定 舞台は地球だが当たり前のように他の世界に干渉している 主人公や打ちスマメンバーはオーディションを行い採用されたという設定 自分たちのことは人間っぽい人形だと思っているらしい 敵組織などはなし ルール 基本ルールは大体のイロスマ同人誌と同じ たまにストックが少ないことがあるが大抵それは手抜きである キャラクター リダ 主人公 動画内ではパワプロくんと言われてるが言うほど似てない ゴノウ 灰色のゴリラ ツルギ イケメン枠(笑) 最終回でクビになった イータ リンポジション キチガイ描写が多く同じポジションのワチェより人気がないが同人誌出演だけは多い ワチェ ヤンキーピカチュウ 人気が高く人形を製作してもらったこともある 別の動画でワチャと間違われていた リョウキ 編集を遅らせる要因 消息不明 ルルス コードギアス反逆のルルーシュのパクリキャラ 中身はC.C. カイゾー 不遇キャラ 人気もない 隠れキャラ サビュウ 変態キャラ ザビュウと間違われることが多い 他同人誌や本家イロスマにも登場する人気?キャラ リロ どう見てもJK マジキチ枠二人目 マッサル 見た目の割に活躍しない不遇キャラ ヒョウリ ストック1になると覚醒するプラズマポジション 思ったより人気 追加キャラ キョウキ 夏の特別編で参戦 あれでも正式なメンバー 他、完結後の新作に登場したキャラクターや未公開キャラクターが多数 マスター マスターティッピーとかいう死に設定のやつが一応いたりする(亜空間にて)
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/2733.html
新世紀エヴァンゲリオン同人誌 717 名前:713 :2008/05/18(日) 12 20 47 ID +MiIiLzx0 「地上最低のFF(ファンフィクション)を読みたいか―――ッ」 ノ――――――――ッ!! 「ワシもじゃ ワシもじゃみんな!!」 スパシン入場!!! 全スーパーシンジ入場です!!! 極悪モンスター殺しは生きていた!!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 痛神!!! 碇シンジだァ――――!!! (決闘・デュエル) ミサトヘイト輪廻はすでに我が完成している!! 釣りの神様碇シンジだァ――――!!! (捌かれる世界) 出会いしだい魂の色で選別してやる!! 電波系代表 碇シンジだァッ!!! (EVANGELION Spirit daptism) ミサトの狂牛化なら我の歴史がものを言う!! 驚異的プリオン ミサトヘイター 碇シンジ!!! (復活のとりもち作品全般) 真の初号機萌えを知らしめたいよね? ふわりと、風 碇シンジ、だね? (優しすぎるあなたに) 地球はたかだかちっぽけな一つの惑星だが管理人組合相手なら全宇宙に敵対したも同然だ!! チート軍団の下っ端 碇シンジだ!!! (必殺管理人) レイたん対策だけは完璧だ!! 狂気の太陽神 アト!!!! (second time) 全理想郷のベスト・クロスオーバーは私の中にある!! 型月クロスのはずがオリキャラばかり来たッ 碇シンジ!!! (正義の味方の弟子) 美の女神に寵愛されし絶世の美貌なら絶対に敗けん!! 改造人間Ω-ZEROの殺戮見せたる 漆黒の狂天使 碇シンジだ!!! (想い遥かに) 魔界都市もどき闇鍋クロス(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 女子寮のピュア・五精使い 碇シンジだ!!! (妖華-女神館の住人達) 芙蓉学園から紫の奏者が上陸だ!! 三界最強の御神輿 碇シンジ!!! (学園の天使) ルールの無い戦争がしたいからソルジャー(少年兵)になったのだ!! オリキャラ軍人の二つ名展覧会を見せてやる!! 碇シンジ!!! (少年兵シンジ) 使徒を創りし者にして使徒を従えし者、内に全てを秘めし者とはよく言ったもの!! 超最低作家の書き捨てが今 月30本ペースでバクゲキする!! 闇を纏いし血塗られた救主 ダークメサイア先生だ―――!!! (知らぬ罪の償いを・・・ ) 宇宙魔術こそが史上最低の代名詞だ!!! まさかこの男がきてくれるとはッッ 「宇術マスター」碇シンジ!!! (宇術マスターシンジ) ニコポしたいからここまできたッ 対象年齢一切不問!!!! お約束の報酬じゅうおくえん(十億円)要求 碇シンジだ!!! (天使と死神と福音と) オレは碇シンジではないただのキョウなのだ!! 御存知自主トレでみるみる上達 指弾マスター・キョウ!!! (闇を纏いし者) 擬音の本場は今やバッバンにある!! オレをズッドンさせる奴はいないのか!! 碇シンジだ!!! (新生Odin) うおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!説明不要ッ!! うおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ! うおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ! 碇シンジだ!!! (超少女アスカ & Enemy of Female) 剣術は実戦で使えてナンボのモン!!! 「碇流剣術達人技“五月雨”!!!」 あと「晄術」「クヴィアル」この怪しい単語はなんなんだ碇シンジ!!! (ヒトと異質なるモノとの狭間で) 愛娘はオレのもの 邪魔するやつは思いきり逆行し思いきりパーツ集めするだけ!! Oパーツマスター統一王者 碇シンジ (楽園を捨てし者) 自分を試しに日本へきたッ!! スプリガンの弟子兼片手間でIMF卒業 碇シンジ!!! (masquerade) 完璧超人ぶりに更なる磨きをかけ ”今時少女漫画にもいないぞ”碇シンジが帰ってきたァ!!! (惣流三姉妹物語) 今の皇耕一に死角はないッッ!! 特務機関リリン長官碇シンジ1将!!! (リリン) 300兆%のシンクロ率が今ベールを脱ぐ!! 9000該匹の使徒と 碇シンジだ!!! (~EVANGELION~ 最強伝説) 使徒っ娘の前でならオレはいつでも全盛期だ!! 萌える擬人化 惣波人神(ソウナミ ヒトシ) 最初の偽名で登場だ!!! (与え、求めるもの) 補完計画の阻止はどーしたッ It s show time…の炎 未だ消えずッ!! 天誅も失禁も思いのまま!! 碇シンジ特務少将だ!!! (Aurora Apostle) 特に理由はないッ 法廷闘争がメインなのは当たりまえ!! 公安にはないしょだ!!! 造反有理! 碇シンジがきてくれた―――!!! (魂の降る里) 魔界都市で磨いた実戦念法!! ネルフを踏み台のデンジャラス・エログロ 碇シンジだ!!! (捏造新世紀2 ハンター) 加持ヘイトだったらこの人を外せない!! 超dら級王子様 碇シンジだ!!! (でら作品全般) 超一流作者の超一流のがっかりだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 力の入れどころ間違ってるよ!! 碇シンジ!!! (Who is the BOY.) キモいTSはこの菓子折が完成させた!! 40代自称軍事専門家の切り札!! 碇シノだ!!! (管理人のお仕事) いい年こいた王者が帰ってきたッ どこが冷酷な戦争なンだッ アスカヘイトのッッ 俺達は外伝再開を待っているッッッ30代自営業の登場だ――――――――ッ!!! (体験EVA) 以上1名+αによって 最低オブ最低争奪戦を行いますッッ!! ウオォォォォ―――ッ! 加えて スコッパー挫折発生に備え 超豪華なリザーバーを4名御用意いたしました!! 夜想曲 葛城ミサト!! 後部座席 冬月コウゾウ!! 『碧眼のスーパー(中略)どこか抜けててひょうきんな一面もある』! 物流・アス力・うソグしー! ……ッッ どーやらもう一名は泣いてダダこねてみんなを困らせている様ですが シンジ君が宥め次第ッ皆様にダンスをご披露致しますッッ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― せっかくだから全部リンク貼ろうかと思ったが、よく考えると1/3くらいはもう消えてた。 今は後悔している。 関連レス 722 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 12 31 21 ID ppPluNJW0 うん。ないな。 723 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 12 33 53 ID Anf1P30F0 うーん…w 724 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 12 35 12 ID lJFAvJOa0 個人的にはあまりのカオスっぷりに吹いたけど…w 725 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 12 44 00 ID /0mecsRQ0 >オレは碇シンジではないただのキョウなのだ!! 御存知自主トレでみるみる上達 指弾マスター・キョウ!!! (闇を纏いし者) なんぞこれwwwww 726 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 12 50 41 ID 1Lu8YVcj0 不思議と創作意欲を刺激されてる俺がいる 727 名前:713 :2008/05/18(日) 12 51 09 ID +MiIiLzx0 一応説明しておくと、入場者は全て碇シンジ君。たまに中の人が違ったりするのはさておく。 リザーバー4人目は人の姿をした最悪の精神汚染兵器。 SAN値の暴落阻止によりURLは秘すが 自己を発狂寸前まで追い込む苦行を条件に このファンフィクションは全て実在する! 728 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 13 25 34 ID DUQs+g/m0 キラとかも凄そう 729 名前:水先案名無い人 :2008/05/18(日) 18 43 54 ID lJFAvJOa0 凄いのはキラじゃなくてむしろシン 733 名前:水先案名無い人 :2008/05/21(水) 02 13 21 ID Qr/ZHUIA0 720-721 オチにスパロボ持って来るんじゃないかとヒヤヒヤした。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/279.html
Story 酔いman 氏 Illust ID InTE7MHI0 氏 6月のカレンダーも残す日付が少なくなる頃、人気ロックバンド ローゼンメイデンは1ヶ月ぶりのオフを取り、久しぶりに訪れた ゆるやかな時間を過ごしていた。 生まれたままの姿でシーツにくるまり眠っている真紅。 寝返りをうつと、長くつややかな足と、細く小さい肩、 小ぶりながら形のいい右胸が、寝返りで乱れたシーツから覗く。 大きい瞳がゆっくりと開き、ベッドの上で軽く両手を伸ばして目覚める。 どうやら連日のハードスケジュールに疲れた真紅は、シャワーを浴びた 後、そのままの姿でベッドに入ったようだ。 下着を探し、ベッドの周りを見渡す真紅、だが見当たらない。 「しかたないわね」 ベッドからシーツを取ると、ローブのように体にまとって寝室から リビングへと向かう。 シーツが落ちないように押さえているためか、真紅の小さいながらも 形のいいバストを浮かび上がらせ、ピンク色の小さいつぼみが薄い シーツ越しに透けて見えている。 Illust ID InTE7MHI0 氏 「梅雨だからしかたないけど、ジメッとしてるわ」 エアコンの調子がよくないのか真紅の部屋は蒸し暑さが感じられる。 後ろまで隠していない真紅の姿は、ゆるやかな曲線を描いたような 背中のライン、歩くたびに小さく左右に揺れる柔らかく弾力がある グミキャンディーのようなヒップ、そこからスラリと続くふくらはぎも プルンっとはじけて揺れ、素足がフローリングの冷たさを伝え、少し 気持ちよく感じられる。 真紅はそのままの姿でリビングの椅子に座ると、もう一度おおきく 背伸びをする。 「あっ、うぅ~ん」 背中を反らして伸びる真紅からシーツは音もなく滑り、椅子に座る 真紅の膝の付近で止る。 腕を天井に向けて上げ、胸を前に突き出す形で大きな背伸びをすると、 その姿勢に小さいバストは少し形を変え、おしりだけで座る椅子から 水平に伸びる細い足、柔らかいふともも、そしてキュートなつまさきに 力が入る。 背伸びが終わると、小さく吐息をもらす真紅。 「あっ、あぁ~」 小さな雨音が聞こえる。 ブラインド越しに見える空は灰色。 雨に煙る高層ビルの群れ。 窓を伝い落ちていく雨粒。 「せっかくのオフなのに、雨ね・・・」 テーブルに置かれた電話が鳴る。 真紅は椅子から立ち上がると、シーツは床に落ちていく。 「真紅ですかぁ? 翠星石でっすぅ~」 「どうしたの、翠星石?」 電話のコードを指でクルクルと巻きながら話す真紅。 「せっかくのオフなのに、雨でヒマヒマなので遊びにきやがれですぅ」 「そうね、私も予定はないから」 指に巻きつけていたコードが突然パッと解けて真紅の胸の先にある 小さなつぼみを撫でるように触れていく。 「やんっ」 「ど、ど、どうしたです真紅?いきなり色っぽい声を出して?」 「な、なんでも無いのだわ!シャワーを浴びてから行くわ」 頬がうっすらと赤くなった真紅は電話を切ると、バスルームで 熱めのシャワーを浴び、お腹が見える短いシャツにビンテージ ジーンズ姿でマンションを出ると、いきなり大きな 水溜りに足を踏み入れる。 「もう最悪だわ、靴がビショ濡れよ。梅雨なんて嫌いだわ」 そう独り言をいいながら灰色の空を見上げ、傘をパッと開いた。 そして同じように傘をさした人込みに紛れていく真紅。 雨、降りしきる憂鬱な雨。 タイヤがはじく水溜りの音。 街の通りに咲く色鮮やかな傘の花。 紫陽花にカタツムリ。 夏の匂いを運んでくる6月の雨。 そんな何でもないオフの日の真紅であった。 コラボ作品保管庫へ
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/508.html
はぁ、はぁ……良かったー、なんとか1回目のチャイムに間に合ったよ。 蒼星石と話をしながら来たから回り道したんだよなぁ~ってアブナイ!! 遅刻しそうになったジュンは階段を走り、そのまま勢いよく廊下に飛び出る。 そこに水銀燈のクラスからフラリと出てきた翠星石とぶつかった。 「うぅ~、いったいですぅ~。気ぃつけやがれですぅ!!」 「ゴ、ゴメンなさい…って翠星石かッ!」 「ジュ…ジュン!?」 偶然とはいえ目の前にジュンがいる。 翠星石にとって今日1日はジュンと目を合わせたくなかった。 しかし今、こうして手をほんの少し伸ばせば触れられる位置にジュンがいる。 それもいつもの笑顔で尻餅をついている翠星石に手を差し伸べている。 一瞬、差し伸べられている手を取りそうになる翠星石だが、すぐに澄ました表情でジュンの顔を見ずに立ち上がると無言のまま教室に戻った。 あれぇ~? どうしたんだろ翠星石…いつもなら怒ってくるのに… まさか、マジで怒ってるのかな?でも廊下でぶつかったくらいであんなに怒るはずないよなぁ~? ジュンはヤリ場の無くなった手を引くと、不思議そうに頭をかきながら教室に入っていった。 まだ授業が始まっていないため生徒達の話し声が教室の中を行きかう。 その会話に混じってジュンに挨拶をする真紅の声が聞えた。 「おはよう…ジュン…」 「あ、あぁ、おはよう」 今朝すでに2人は、おはようと言い合ったはずなのに今こうして改めて声を掛け合っているのに気付き、互いに少しうつむく。 しかし、その不自然さに真紅がクスッと笑うとジュンも顔を上げて笑い出す。 そんなジュンと真紅の軽い笑い声に言葉はいらなかった。 そして授業が始まり、教室の雑音が極端に少なくなってもとなりどうしのジュンと真紅は小さな声で何やら話し、時折クスッと笑っている。 いつもなら、そんな時は決まって後ろの席に座る翠星石がチョッカイをかけてくるのだが、今日は何もしてこない。 それどころか意図的に2人の方を見ないようにしている。 それに気付いた真紅はジュンとの会話の中で翠星石のことについて質問する。 「ねぇ、ジュン。今日の翠星石はどうしたの?」 「あぁ、僕もオカシイと思っているんだよ、なんだか怒ってるみたいで」 「なにか心当たりってあるかしら?」 「さぁ、さっき廊下でぶつかった事くらいしか思いつかないよ…」 いくら2人と席が離れているとはいえ翠星石の耳には微かにジュンと真紅の話し声が聞える。 いや、聞えると言うよりも顔は違う方向を見ながら、意識して2人の会話を聞いていたといったほうがいいだろう。 しかし席がやや離れているため詳しい会話の内容までは聞き取れない。 だが、時折2人の会話の中に自分の名前が含まれているのは聞き取れる。 なんですぅ! 翠星石の何を話してるですかぁ~!! 普段の翠星石ならこんな感情など持たないだろう。 しかし今の翠星石はジュンと真紅に対して怒りを感じ始めていた。 それは明らかに嫉妬から怒りへと心境が変化した瞬間であった。 そのため翠星石は授業が終わり、教室に騒がしさが戻るとすぐに教室から姿を消し、次の授業が始まる直後に戻ってくるといった行動を取り始めた。 その間、ジュンと真紅は何度か翠星石に話しかけたが、帰ってくる言葉は短く素っ気無いものばかりであった。 そしてそのまま午前の授業は終わり昼休みに入った。 「もしもし…あぁ、水銀燈? えぇ、どうしたの?」 「どうしたの?じゃないでしょぉ~。曲ができたのよぉ~って翠星石から聞いてなかったのぉ~?」 「えっ、な、何も聞いてないのだわ」 「そぉ?翠星石もそこにいるんでしょぉ~?早くみんなで部室に集合よぉ」 「解ったわ、でも翠星石はここにはいないわ…」 「ふぅ~ん、部室に向かってる途中ぅ?まぁいいわ、すぐに私が翠星石に電話するからぁ、真紅もすぐに来てねぇ~」 もう、真紅もジュンも知らねぇですぅ…蒼星石も水銀燈も金糸雀も、みんなみんな大っ嫌いですぅ!! 昼休み時の楽しそうな声が聞えてくる中で翠星石は一人、だれもいないテニスコートのベンチに腰をかけて両膝を抱いていた。 「おかしいわねぇ~、翠星石ったら電話が通じないわぁ」 「どういう事かしら、この学校で圏外になる所ってあるかしらぁ?」 「圏外ぃ? あぁ、あの場所ねぇ~」 水銀燈は金糸雀のいった圏外に心当たりがあった。 以前、ローゼンメイデンの母体である軽音楽部の部室がまだ無かった頃、水銀燈はよくテニス部の部室で授業をサボっていたのだ。 そこは校舎と他の建物や山などの位置関係なのか極端に電波が届かなかったことを思い出した。 「まったく、テニスなんかヤッてる場合じゃないのに~、ちょっと翠星石を連れてくわぁ~、真紅が来たら曲のイメージだけでも言っておいてぇ」 「解ったかしらぁ~」 水銀燈は部室を出るとまっすぐテニスコートに向かった。 それから数分後、真紅とジュンが部室に姿を見せる。 あらぁ、なぁに? あの子ったら一人で何をヤッてるのぉ~? 水銀燈がテニスコートで見たのは抱えた膝に顔を埋めて泣いている翠星石の姿であった。 それは建物の影で体を丸め、弱々しく泣きじゃくる子猫のようにも見えた。 す、翠星石ぃ……? 思いもしない場面にでくわした水銀燈はそっと翠星石に近寄る。 冷たい北風が泣きじゃくる栗毛色の髪を乱す。 そんな髪を直すことなく声を殺して、ただ今は細い肩を揺らして泣いているだけ。 水銀燈はそっと翠星石のとなりに座ると無言で乱れた髪を撫でた。 「うぅ、グスッ…さ、触るな…ですぅ…グスッ」 「フフッ、泣くか怒るどっちか、どっちかにしなさい」 「な、泣いてなんかねぇですぅ…グスッ」 翠星石は膝に顔を埋めたままで髪を撫でる水銀燈の腕を振り払おうとするが、反対にその手をつかまれてしまう。 それでも始めは、つかまれた手をどうにかしようと弱々しくも抵抗を試みる。 しかし水銀燈はそんな翠星石の手を握ったまま自分のほうへグイッと引き寄せて嗚咽に震える細い肩を抱いた。 「何があったか知らないけどぉ、強がるのはヤメなさぁい、子猫ちゃん」 「す、翠星石は…グスッ、な、泣いてなんかねぇですぅ…うぅ、うぅ…」 Illust ID VrCrFKAKO 氏(112th take) 「はいはい、泣いてないわねぇ~、翠星石は強い子よねぇ~」 「そ、そーですぅ、翠星石は強い…強い子なので…うぅ、うぇぇぇ~~ん」 抱かれた肩が鳴き声と共に大きく揺れる。 水銀燈はそんな翠星石の肩をより強く抱きしめた。 それは優しくてとても温かみと安心感があったのか、いつしか翠星石は埋めていた顔を膝から水銀燈の胸に変えて声を出しながら泣いていた。 そうなのぉ…まさか真紅があのままジュンの家に泊まったとはねぇ… 一通り泣いた翠星石から今回の訳を聞いた水銀燈は、あの時ムリをしてでも雨の中を走って真紅を迎えに行けば良かったと感じた。 しかし同時にあの真紅が簡単に男女の境界線を越えるとは思えなかった。 確かに今回のは私にも原因があるわぁ……それにこのままだとバンドは解散になっちゃうわねぇ~。 ようやく泣き止みつつある翠星石の背中をさすりながら考える。 そして水銀燈はベンチから立つと冷たい北風の中で泣いていた翠星石に暖かい飲み物を買ってくると言い残して自販機のほうに向かって歩き出す。 コクッと言葉なく頷いた翠星石は、ようやく涙を拭う。 「もしもし、あぁ水銀燈? 今どこにいるの?」 「ねぇ、真紅ぅ、ちょっと聞きたいんだけどぉ~」 水銀燈は自販機でホットカルピスのボタンを押しながら携帯電話で真紅と話しはじめた。 「ねぇ、昨日の夜ぅ、貴女どこにいたのぉ~?」 「えっ……そ、それは…」 突然の質問に答えが出てこない真紅は言葉を詰まらせたまま何も言い出せなかった。 「ふぅ~~ん、やっぱりそぉ~なの? 泊まっちゃったんだぁ~」 「………」 「で、もしかしてぇ~~何かあった訳ぇ?」 「な、何を言ってるの、私は何も…そんなことないのだわ!」 水銀燈の言葉に真紅はジュンの唇を感じた一瞬を思い出すと、「何も無かった。」とは言い切れない真紅がいる。 「私は真紅とジュンを信じてるけどぉ、本当に何も無かったのぉ?」 「…な、何も……そんな…」 「まぁ、いいわ信じてあげるぅ、でも話があるから昼休みが終わったら そのまま部室に残っていてほしいわぁ」 「部室?」 「そうよ、詳しい話はその時にするからぁ、あっ、話は私と真紅2人っきりよぉ~、イイ?」 「わかったわ」 「じゃ、また後でねぇ~」 そういい終わると真紅と水銀燈は同時に電話を切る。 しばらく携帯のモニターを見つめる真紅の後姿をジュンと金糸雀は心配な顔付きで眺めていた。 「なぁ真紅。今の電話は?」 「水銀燈かしら?それとも翠星石かしらぁ?」 「い、家の用事よ…」 携帯を制服のポケットに仕舞い込む真紅を見てジュンは、今言った言葉がウソだと直感的に解った。 おそらく金糸雀もそう感じただろう。 そのため部室にはどこか重い空気が漂い始めた。 その頃、水銀燈に貰ったホットカルピスを頬にあてて温もりを感じながら翠星石はベンチに座って北風に流される雲をただぼんやりと見ていた。 そしてチャイムが鳴った後、ジュンと金糸雀には家に電話をするから授業は遅刻すると言い残し、部室に残った真紅。 そこに少し遅れてやってきた水銀燈は音を立てないようにドアを閉めた。 「おまたせぇ~」 「話ってなんなの?水銀燈」 「フフッ、いろいろ聞いてみてもイイ~?」 「聞く? 私に何を聞きたいというの?」 「もちろんバンドの事よぉ、TV出演の期限が近付いていることだしぃ~~」 水銀燈はそう言いながらロッカーの中に隠している灰皿とタバコを出すとジョーカーに火をつけ、フゥ~っと煙を漂わす。 そして言葉を続けた。 「ねぇ真紅ぅ、今のままで私達のバンド、うまくヤッていけると思う~?」 「バンド…?」 「そぉ、バンドよぉ~」 真紅はいまいち質問の意味が解らなかった。 有栖川神社で行われたライブでも圧倒的に観客をひきつけたのは間違いなくローゼンメイデンである。 しかもそのライブ映像が24時間テレビで全国に流れるとTV局、ならびに数社のレーベルからコンタクトが入りだした。 そのことで真紅達はローゼンメイデンというバンドに大きな自信を感じていたのは確かである。 「どういう意味なの?水銀燈、質問がよく理解できないわ」 「ねぇ、真紅ぅ……演奏中に音程がズレたら、音がかみ合わなくなったらどうするぅ~?」 「修正していくわ、当然でしょ」 「じゃ、修正してもぉ、ぜんぜんダメな時はどうするのぉ?」 「どうするって…ねぇ水銀燈、貴女なにが言いたいの?はっきり言って頂戴」 どうも的を得ない質問に真紅は少し苛立ちを感じながら言った。 それに対し水銀燈はジョーカーの煙を天井に向かってフゥとはきながら静かに言葉をだす。 「今朝ジュンの家から帰るところを…翠星石に見られていたのに気付いてたのぉ~?」 「…えっ!!」 突然のセリフに真紅は驚き何も言えない。それどころか思考そのものが止まった感覚すら覚えた。 「貴女もぉ、翠星石の気持ちって気付いていたんでしょぉ~? まぁ貴女もジュンの事を意識しているのは解ってたけどぉ、正直どうなのぉ?」 まさか今朝のことを翠星石に見られていたとは思いもしなかった真紅は水銀燈の質問に言葉が出ない。 「…わ、私は………」 「まぁ、それは貴女と翠星石、そしてジュンの個人的な問題だから私はあまり口を挟むつもりはないけどぉ~、 ねぇ真紅ぅ、翠星石、泣いていたわよぉ~、 たぶんこのままじゃバンドは解散ねぇ……」 「そ、そんな……私は…」 水銀燈の言葉に真紅はただ言葉を無くし、うつむいた視線は足元に落ちているピックを見つめるだけ。 「最悪、バンドか男かを選ぶのは貴女と翠星石だからぁ~、 でもねぇ、その 両方を取るなんて多分できなわよぉ~、 これと同じことは翠星石にも言ってあるしぃ~、後は貴女達で決めなさい」 そう言うと水銀燈は短くなったジョーカーをもみ消し、出口に向かって歩き出した。 ドアに手をかけて部室から出て行こうとする水銀燈は最後に振り向きながら俯く真紅に向かって声をかける。 「あっ、そうそう、もし解散なら声をかけてねぇ~私の知らない間に解散だったなんてバッカみたいだからぁ~ フフッ、それと午後の授業はサボるから金糸雀に言っておいてねぇ~~、じゃぁねぇ~」 それだけ言うと水銀燈は部室を出て行く。 そして独り残された真紅はピックを見つめながら寒い北風が窓を叩く音を聞いていた。 (以下執筆継続中) (6)に戻る/長編SS保管庫へ/(8)に続く
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1315.html
Story ID 25DgdC310 氏 (311th take) (making) ID ZPLbSb4+O 氏 (311th take) ローゼンメイデンキャンディ(12個入り) 700円 メンバーそれぞれのデフォルメされた顔が印刷されたキャンディです。 味は真紅はアセロラ、水銀燈はコーラ、蒼星石はソーダ、翠星石はメロン、雛苺は苺、薔薇水晶はグレープです。 それぞれ2粒ずつで計12個入ってます。ライブ後の疲労回復に甘いキャンディはいかが? お土産としてもグッド。 アジカンでも一度「アジキャン」ってキャンディがグッズであったなってことで。 「making」 水銀燈「キャンディねぇ…勿論味は乳酸k」 金糸雀「無理かしらっ」 真紅「私は紅茶味の」 金糸雀「却下かしらっ」 薔薇水晶「シューマイ味…」 金糸雀「いい加減に…」 エンジュ「総力を挙げて開発しよう!」 紅銀「…ッッッ!!」 「making 2」 雛「苺が良いのー。けど…………トマトでもいいのよー。」 短編連作SS保管庫へ
https://w.atwiki.jp/hakikewomoyo-sujyaku/pages/125.html
みんなのアイドル、イロスマ同人誌を突然、最悪な出来事が襲う。 まさクエはジャスティス勇者にマスター勇者が殺された為に打ち切り。 イヌスマもジャスティス勇者に細スヌーピーや作者が殺され、打ち切り。 遂に、裏番組「ユニバース・レンジャー バズ・ワンダーランド」に完敗。 みんなのイロスマ同人誌が、「ユニバース・レンジャー バズ・ワンダーランド」の圧倒的な強さに敗れてしまったのである! それにしてもイロスマ同人誌が裏番組に負け続けるのか? マァムがイロスマ同人誌の打ち切りの原因を究明した結果、ジャスティス勇者が世界の…イヤ、全宇宙をギャラディザスターの支配から守るためにイロスマ同人誌を打ち切りにした事が判明した。 マァム「お…恐ろしい事が起こっています…。このジャスティス勇者は世界の…いいえ、全宇宙の平和をギャラディザスターから守るためにイロスマ同人誌を打ち切りにしようとしています!」 サイモン・リブ「た…大変だ…。」 ハロルド・スラッガー「こ…これは、イロスマ同人誌の歴史始まって以来の最悪な出来事だ…。」 フーム「だったら何でカービィを守らないの!?」 デデデ大王「何でカービィを倒さないゾイ!?」 ダイ「しっかりしてくださいフームさん!万一、イロスマ同人誌に於いてバートが殺される事になったら、イロスマが打ち切りになってしまうんだよ!」 カービィ「えぇ~~~~~~~~~~~~っ!?」 フウマ・タカ「レッドザウルスが殺されれば、オリスマも打ち切り!」 ケン・オオワシ「あ…ああ…!」 パーシー(All Engines Go)「主人公が死ねばイロスマ同人誌もおのずから消える!つまり、作者がいなくなり、誰もイロスマ同人誌編集してくれなくなってしまいます!」 ジェームス(All Engines Go)「畜生!世界だけじゃなくて全宇宙をギャラディザスターから守るためにイロスマ同人誌を打ち切りにするなんて~~~~~~っ!」 エドワード(All Engines Go)「考えやがったな~!ジャスティス勇者めがぁ~~~~~~~~っ!」 トーマス(All Engines Go)「どうしたらいいんだ!?このままじゃ僕達の出番もなくなっちゃう…!」 今、世界の…イヤ、全宇宙の運命は、大大大冒険クラブに委ねられた!
https://w.atwiki.jp/irosuma_doujinshi/pages/621.html
ここから先はお前らのような虫けらは通さん! マッシャーとは、イロスマシリーズに登場するキャラクター。 CV MAINASU12の兄→MAINASU12 概要 イロスマDX最終回に登場した8ボスの一人。 頭に一本の角と体に十字架のマークを付けた甲冑を着た大柄な人形。 ひもで繋がれたトゲ付き鉄球を武器にしている。 リンが対峙した相手である。 人物 一言で言えば粗暴。 作中ではリンを倒した後に「誇りに思うがいい、このマッシャーにやられたことを!」と豪語して高笑いするなど不遜な一面を持つ。 自分の実力には絶対の自信を持っているのか、同人誌キャラの軍勢にも一歩も引かない強気な態度を見せていた。 ちなみに、魂々と戦闘している時の会話によると「ノーマル」らしい。 戦闘能力 鎖付きのトゲ付き鉄球を振り回して戦うパワーファイター。 強力な同人誌キャラの軍勢を相手にしても「無双してやる」と豪語するほどの自信家。 その自信に違わず、イロスマDXでは本気を出す前のリンや、呼び出されたサンドパンの攻撃を喰らってもビクともしない装甲を持つ他、小細工抜きで同人誌キャラの軍勢を正面から圧倒するバカげたフィジカルを持つ。 あまりにも圧倒的すぎる実力に、覚醒前の魂々からも「何とかコイツに勝ち筋を見出せないとまずい...」と評されるほど。ムービーゲームなどにも似たようなことを言ってたが、すまんありゃ嘘だった。 一方で重い装甲によるものか、リンに攻撃を簡単に避けられるなどスピードは大したことはないが、先述したタフネスにより大抵の攻撃は耐えられるため特に問題はない。 また、ザコ敵を使役し、同人誌キャラを拘束させ鉄球の一撃で(ザコ敵ごと)人形たちを一掃するなど、指揮能力も地味に高い。 魂々の「元気玉」に対し、咄嗟にバリアを展開し身を守ろうとするなど武器に拠らない技も持っている。 イロスマDXでは本気を出したリンに瞬殺されてしまったものの、本来の彼は同人誌キャラ相手にワンサイドゲームにならないだけの実力を有していると言えるだろう。 アイスマッシャー マスターバートの体内から脱出した後、イロスマの動画外でナレ死したマッシャーがフィンターの技である「アイスドール」によって復活した姿。 見た目はマッシャーを全体的に水色のカラーリングに塗り替えたもの。 本編で披露されることはなかったが、彼もアイスドールの特性による高い再生能力を有していたと見られる。 技 鉄球投げ 持っている鉄球を相手に投げつける。速度が遅く、避けられやすい。 鉄球叩き 近距離にいる相手を鉄球で叩き潰す。フレイル投げよりも威力が高い。 鉄球スイング 自分を軸に高速回転し、遠心力を利用して強力な鉄球の一撃を叩き込む攻撃。ちょこまかと逃げ回るリンにとどめの一撃を与えるために使用した。 リン曰く「あれに当たったら、ヤバいリーン!」 鉄球回し 鉄球を自分の周りに高速回転させ、周囲にいる敵を薙ぎ払う。 不剄(ふけい) 球状のバリアを展開し、敵の攻撃を防ぐ。 リダの魂を吸収して覚醒した魂々の攻撃を防ぐために使用したが、カズキにdecopon999をぶつけられ、あっさり破壊されてしまった。 元ネタは『テイルズオブシンフォニア』に登場するリーガルの技。 装備 鎖付き鉄球 マッシャーが愛用しているひもで繋がれたトゲ付き鉄球。 イロスマメンバーを簡単に吹っ飛ばすほどの威力と凄まじい攻撃範囲を兼ね備えており、少し薙ぎ払うだけで同人誌キャラたちを一掃し...そんな代物をマッシャーが振るえば同人誌キャラでも簡単に手が出せず、一度本気になった彼は怪力無双の修羅と化す。 また、物語が進むにつれ鉄球に繋がれているヒモがタコ糸からイヤホンのコードに変わり、そしてイロスマEX最終章の途中でボールチェーンに変更され、よりリアルなフォルムになっている。 作中での活躍 イロスマDX イロスマDX最終回にて、バート達の元へ立ちはだかる8ボスの中の5番手として登場。リンと対峙することになる。 硬い鎧によってリンの攻撃をまったく寄せ付けず、フレイル投げでリンを吹っ飛ばし、脱落させた。 ...と思いきや、実はリンはカービィを身代わりにして攻撃を避けており、本気を出したリンにボコボコにされそのまま倒された。 その後はマスターメイドに呼び出され復活。マスターメイドが倒された後はそのままマスターバートの体から脱出したらしい。 イロスマEX その後、マスターバートの体から脱出した8ボスのメンバーが、イロスマメンバーに参戦したり、敵として再戦するなど次々とイロスマに再登場するも、なぜかマッシャーだけは長らく登場できない状態が続いていた。 そのままイロスマXも終わり、イロスマEX第10章も終了した中、作者が公開した最終章のPVにおいて久々に登場。人形も一新され、アイスドール達とともに戦いに臨む光景が公開された。 最終章では視聴者の予想通り他の8ボスと共にアイスドールとなって復活し、オーズン達を追うイロスマメンバーの抹殺に向かう。 フッフッフ… 次は負けんぞ! 補足・余談 元々作者が考案したキャラクターではなく、星のカービィシリーズに登場する敵キャラクターである。 イロスマDXでマッシャーが倒される下りは、実は「M2の逆襲」という動画のパロディ。
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/398.html
Story ID ybJevJis0 氏(79th take) ピピピピ……ピピピピ……かしゃんッ! 「――ん―――ふああ…」 耳障りな目覚まし時計を止めて、今もなお布団の暖気を求めている身体を無理やり起こした。 一応時計の針を確認する……短針が向いている方向には数字の7。 ―――うん、予定通りだ。指示された時間まではまだ6時間もある。 「ふわ……よく寝たのだわ…」 寝ぼけ眼をこすりながら、私はモーニングティーの準備をするべくキッチンへと向かった。 【美人で賢い真紅さんも時にはミスをする】 そう、今日は生放送の音楽番組「ミュージックスタビライザー」(通称Mスタ)に出演する日なのだ。 番組自体は夜の7時から始まるのだが、実際に出演者が集まるのは当日の午後1時。 リハーサルなどの時間を十分に取るために、出演者は番組開始の6時間前にはスタジオ入りしていなければならないのだが、もちろん、この聡明な私……真紅が集合時間に遅れるようなミスを犯すはずは無い。 集合時間の更に6時間前に余裕を持って起きられるように、目覚ましをセットしておいたのである。 「完璧主義の私だもの、これくらいは当然よね。 ――ああ、朝はやっぱりストレートのホットに限るわ。紅茶の香り……最高ね…」 鼻の粘膜が刺激されて頭がはっきりとしてくる。 そしてリビングの窓に腰掛けて、朝日を眺めながら淹れたての紅茶を一口。 紅茶党の私の朝はこうして始まるのだ。 窓へと近づいていく。カーテンを開ければ、眩しいばかりの朝日が私を迎えてくれるだろう。 「さあ――今日も一日、頑張りましょう」 私は窓枠に腰を下ろして、カーテンに手をかけた。 カシャーッ! 「…………朝にしては………………随分と外が…………暗いのだわ……」 仮に天気が曇りだとしてもこれは……いくらなんでも暗すぎではないか? 第一、空では無数の星が瞬いて――――あら?星? 「………………ま……まさか……いえ、そんな馬鹿な…………」 カタカタと震えが止まらない手でリモコンを取り、(左手に持っている紅茶は、手の震えで既に中身の半分以上が床にこぼれてしまった) テレビのスイッチを入れる。 ピッ 『――こんばんは!ミュージックスタビライザーの時間です! 最初に曲を披露してくれるのは実力派ロックバンド、ローゼンメイデンの皆さんで――――あれ? メインボーカルを務めている真紅さんの姿が見えませんが……』 『…真紅は……たぶん寝坊しt「わしっ」………んー、んー……』 『馬鹿!薔薇水晶何言ってるですか…!え、ええっとですね、真紅はその…』 『あの、その…………ス、スタジオのみんなを驚かすためにこの後登場する予定なのよ…』 『そ、そうなのよぉ…あの子ったら普通に登場してもつまらないからって言って、 それでぇ………ほら、蒼星石も何か言いなさいよぉ……!』 『ええ!?ぼ、僕!?そんな、いきなり振られても……えと、あの、その、 し、真紅は…………あ、後で来るのでそれまでみんなでトークとか………』 ――そういえば―――さっきからずっとドアを叩くような音が聞こえている気が―――― ドンドンッ、ドンドンッ 「シンクー、タノムカラドアヲアケテホシイカシラー。モウバングミガハジマッチャッテルカシラー」 ――――ゆっくりと、優雅にすら見える動作で、 既にその中身のほとんどが床へと移動してしまっているティーカップをテーブルに置く。 私は叫んだ。 「ちょwwwwww夜7時wwwwwwwwwww人生オワタノダワ\(^o^)/」 そしてそのまま、私の意識は急速に闇の中へと失われていった―――― “Shinku s mistake”closed. 短編SS保管庫へ
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/291.html
あらすじ いつもどおり学校で居残り補習をさせられていたヘッポコ人間の俺は、帰り際にグラウンドで見たこともない異種格闘技のたぐいを目の当たりにする。 それを見た恐怖のあまり、校内へ逃げるが一方のドールに刺殺される。 が、なぜか生き返った俺はいったん家に帰るも、再び黒いドールと対面してしまう。なんとか倉庫に逃げ込んだ俺は直接脳に話し掛ける声に応じ、"セイバー"のドール、「蒼星石」と契約することに。 「"庭師"のドール、セイバー。あなたの呼びかけに応じ、召還されました。契約をお願いします。」 鞄から飛び出した、水銀燈と同じドールであろう者が俺に左手を差し出す。その薬指には薔薇をかたどった指輪がはめられていた。 「契約?何なんだそれ?」 本当に何も知らない俺はドールに尋ねる。 「契約とは、人間と"ローゼンメイデン"のドールズが交わすもので、アリスゲームを優位に運ぶための手段です。 契約した人間はミーディアムとなり、自分の生命力を削り、ドールに供給します。供給されるドールはより強大な 力を得ることができ、これによってアリスゲームを優位に運べるようになるんです。」 「ふーん・・アリスゲームについて今聞くのはやめておく。でもな、生命力を削るんだろ?全部削られたらどうなる?」 「多分、死んじゃうと思います。僕もそこまで力をつかったことないけど」 「契約なしではあの・・・そうだ、水銀燈とかいうのに勝てるか?俺は無闇やたらにそんなことをする必要もないと思うのだが。」 「僕単体だと無理です。水銀燈の宝具はミーディアムが居なくても力を吸い取れます。だからミーディアムがいないと勝てない思います。」 そのドールは淡々と話す。どうやら契約しないとこいつも、そして俺もヤバいらしい。そんなころ、忘却のかなたに放られていた水銀燈がこちらに向かってきた。それを見たドールは俺に契約を促す。 「契約て・・どうすればいいんだ?誓約書とか前金とか履歴書は必要ないよな?」 「もちろんです。ただこの指輪に誓いのキスをするだけです。」 「誓いの・・・キス?」 頭の中で固有妄想結界が展開され始める。こうなった俺はノンストップだ。 「契約、する!するぞ!」 と意気込み、俺はそのドールの華奢な指にはめられている指輪にキスをする。すると指輪から日光にも負けず劣らず輝きだす。 それと同時に俺の左手の薬指に焼きごてを当てられる様な激痛を感じる。数秒もたつとそれはドールがはめていたものと同じ、薔薇の指輪が存在していた。 「ありがとう、これであなたは僕のマスターです。レンピカ!」 そう、ドールが俺にスマイルを見せつけ、指をパチンと鳴らせる。しかし鳴らなかったのでもう一度指をこすらせる。今度はパチッと音が鳴る。 するとドールの背後が灰色の空間に侵食されていく。例えるなら水銀のような感じだ。そしてその空間から異様に大きい鋏がズブズブと音を立てつつ生えてきた。 そしてドールはその鋏を手に握ると一息に水銀のような空間から引き抜く。 鋏を構え、臨戦態勢をとってドールに俺は最後の質問をする。 「名前は?」 「僕は・・・蒼星石。ローゼンメイデン第4ドールです。」 そう言うと蒼星石と名乗ったドールは地面を勢いよく蹴り、もう一体のドール、水銀燈に戦闘を仕掛けていった。 一方、水銀燈は俺をすぐに殺せないことを理解すると、大して蒼星石の攻撃に応じず空を飛び、逃げてしまった。
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1222.html
(無題) Story ID AT6JrpqL0 氏 (291st take) 「昨日、インギーと口喧嘩したわぁ~、2分で泣かしてやったわぁ~うふふ」 (無題) Story ID AT6JrpqL0 氏 (291st take) 「昨日ポールのドリルを電気歯ブラシにすり替えてやったやったわぁ~、 ポールったら焦っていたわねぇ~、ほぉ~んとおバカさぁ~~ん」 「カレー オイシイデス」 Story ID GtwI2oBVO 氏 (291st take) 「…ばらすぃ、いくらなんでもキーボードの上でカレー食べるのは危ないわよぉ…?」 「…もきゅもきゅ…、銀ちゃんも、食べる…?」 「今はいいわよぉ。…溢したらどうするのぉ?」 「…むっ、そこまで…子供じゃ………ふぇぇぇ…!」 「言ってる側から…!泣いてないで早く拭きなさぁい…」 「ローゼンメイデンアンケート」 Story ID AT6JrpqL0 氏 (292nd take) Q・この中で一番怒りっぽいのは誰ですか? 「翠星石だわ」 「ん~、翠星石も怒りっぽいけど水銀燈かな?」 「どうして私なのよぉ~、翠星石でしょ~」 「翠星石は怒りっぽくないですぅ~、一番は水銀燈ですぅ」 「どっちもどっちなの~」 「カナが思うに翠星石かしら~」 「…銀ちゃん……よく泣かされるもん」 Q・怒ったら一番怖いのは誰? 「水銀燈だわ」 「はぁ?私より真紅のほうが危ないわぁ~」 「僕的には雛苺かな?なんだか殺人事件の本とか好きみたいだし」 「翠星石は金糸雀だと思うですぅ~呪われそうですぅ~」 「そうなの~、金糸雀なの~、オカルトグッズいっぱい持ってるの~」 「カナは呪ったりしないかしら~」 「…銀ちゃん……よく叩かれるから」 Q・この中で一番変わってるな~と思うメンバーは? 「ばらしーだわ」 「うん、ばらしーだね」 「ばらしーがダントツねぇ~」 「ばらしーですぅ」 「ばらしーなの~」 「ばらしーかしら~」 「…う、うぇぇ~~~ん」 (無題) Story ID gFbTtpZq0 氏 (293rd take) ブオォォ~~ン!! 「はぁ~い、翠星石、真紅ぅ」 「あっ、水銀燈。また車かったですかぁ?」 「どこの車なの?」 「LED ZEPPELINの国、イギリスの車よぉ~、アストンマーチンの DBSって車よぉ~うふふ」 「高そうですねぇ~」 「いくらしたの?」 「3千7百万よぉ~」 「……銀ちゃん…乗せて」 「絶対にイヤ!!」 「水銀燈の日記」 Story ID KGQDO0TiO 氏 (296th take) 今日はギターの弦を替えました。 ニッパがみつから無かったので弦を切らずに弾いてたら弦が曲に合わせて踊ってるみたいでなんだか楽しくなりました。 たまにはこんなのもいいかも。 部屋の片付けが出来ない理由がまた出来ちゃったわぁ。 この日記から三日後の水銀燈はニッパを探すために深夜、片付けを始めたとか… 「却下」 Story ID mLKWkCEf0 氏 (300th take) ローゼンメイデンのライブパフォーマンスは好評である。 水銀燈のギター破壊、真紅の歌唱力満点のアカペラなどが有名だ。 「ヒナもライブパフォーマンスをしてみたいの~」 「いいけど、チビ苺も真紅と同じようなアカペラをするですかぁ?」 「真紅と一緒じゃつまんないの~。ヒナはちゃんと考えたのよ~」 「どんなパフォーマンスをするのか教えて頂戴」 「はいなの~。まずはばらしーにパイプオルガンを弾いてもらうの~」 「……分かった」 「次に黒ヤギさんと良く切れるナイフを用意するの~、そしてロウソクを い~~っぱい灯すのよ~~」 「ねぇ、それでどうするのぉ?」 「もちろん黒魔術なの~~。黒ヤギさんの喉をかっ切るの~~!!」 「却下だわ!!」 「シャナナナ歌ってたら今のガンズの編成に思い当たったので勢いで書いた。反省はしていない。」 Story ID cdBu/EuJO 氏 (300th take) 金「カナもたまには何か楽器弾きたいかしらー!」 銀「何よぉ唐突にぃ・・・何か考えでもあるのぉ?」 紅「このバンドにとってプラスになることなら考えてみないことも無いのだわ」 金「キーボードが弾きたいかしらー!」 薔「・・・Guns N Rosesと被る・・・」 金「ハッ!かしら・・・それならやっぱりギターかしら!」 蒼「それだとIron Maidenと同じだよね。あと先に言っておくけど、ベースは二人いたらリズムが滅茶苦茶になるからね。」 翠「ドラムも勿論そうですぅ。ツインドラムソロなんてやってるバンドもあるですが、あれは変態ですぅ。」 雛「ガンズもギター三人いた気がするなのよぉ~?」 金「くっ・・・そんなことでめげるカナじゃないかしら!まだボー」 紅「歌い手は三人もいらないのだわ。分かって?」 金「思い付いたかしら!バイオリンなら誰とも被らないかしら!やっぱり金糸雀は薔薇乙女一の頭脳派かしらー!」 薔「・・・森の妖精・・・」 金「(°д°)」 翠&蒼の言ってるリズム云々は自信無い 「真紅は小粒でもピリリと辛い」 Story ID aoXcltZj0 氏 (300th take) ある日、真紅は窮地に立たされていた。 ライブの最中。 薔薇水晶はパイプオルガン。 と言うか、これは今回の会場のホールの名物だから当然の選択なのだが・・・。 蒼星石はエレキベースではなくコントラバス。 翠星石は普通だが、ドラムセット全体がえらく高い位置に置かれている。 雛苺は、どこから持ってきたのやらコントラバスリコーダー。 「・・・逆ガリバー旅行記なのだわ」 会場は盛り上がってはいる。しかし、疎外感。観客席の視線に自分は入っているのだろうか。 「・・・水銀燈、頑張りましょう」 「あらぁ?それは・・・ア・ナ・タ、だけよぉ?」 「・・・何を言いたいの?」 次の瞬間。 小林幸子のような黒い翼のセットが羽ばたいた。 「・・・ッ!!!」 このライブで一番派手だったのは逆上した真紅だった。 (無題) Story ID 8b7ALYqc0 氏 (300th take) 「そうよあったっしっは~ 金糸雀の女ぁ~♪」 「みっちゃーん!変な誤解招きそうな替え歌歌わないでかしらー!」 「演出」 Story ID m+gUTYE0O 氏 (300th take) 「今度のライブ、どんな演出にするぅ?」 「やっぱり花火とかで一発ドカーンと、派手にやりたいです!」 「大きな花火は駄目だよ!」 「なっ、何でですかぁ~!?」 「前回の騒ぎ、忘れたかしらー!?カナ、すっごく怒られたんだからぁ!」 「んな事、知ったこっちゃないですぅ」 「ひ、酷いかしらぁー!!」 「ねぇねぇ、黒魔術みたいなのやりたいのー。犠を捧げるのー」 「それはもっと駄目だから!!」 「……空の、ペットボトル…ステージに…並べたい…」 「な、何の意味があるのよぉ…」 結局、大した演出はしなかったそうな…… 短編SS保管庫へ